ペルシャ絨毯 クリーニング専門 値段

 

ペルシャ絨毯の汚れはクリーニングにお任せ!セルフクリーニングのリスクについても解説

高級なものだからこそ、長く良い状態を保ちたいペルシャ絨毯。とはいえ、自宅で日常的に使用していると必ずと言って良いほど汚れは付着するものです。 今回はペルシャ絨毯のクリーニングについて。目立ってきた汚れを消すためにはどのようにクリーニングすべきかをわかりやすく解説していきます。 また、ペルシャ絨毯を長く使用するためにぜひ行っていただきたい日々のメンテナンス方法についても合わせて紹介。 すでにペルシャ絨毯を使用していて、汚れの除去にお悩みの方や、これからペルシャ絨毯を購入される方の参考になれば幸いです。

 

■ペルシャ絨毯の気になる汚れ!2つのクリーニング方法

ペルシャ絨毯 クリーニング デリケート

いくら高級なペルシャ絨毯でも、汚れてしまうとせっかくの価値が下がってしまいます。多少の汚れならまだしも、蓄積されて見た目にも気になる程度にまで悪化した状態では、気分も上がりません。 また、汚れが目立たなくても何十年もクリーニングをせずに使い続けるのはおすすめできません。一般的には5年から10年に一度のクリーニングが必要と言われています。 ペルシャ絨毯のクリーニングには、大きく分けて2つの方法があります。ここでは、それぞれの特徴やメリットなどについて解説していきましょう。

 

 ーセルフクリーニング

まず一つ目は、汚れたペルシャ絨毯を自分の手でセルフクリーニングする方法。 セルフクリーニングの最大のメリットは、費用が抑えられる点でしょう。クリーニングに出すことと比較すると、もちろん圧倒的な節約になります。 ただし、ペルシャ絨毯は水に濡れるとものすごく重たくなるため、これを扱うだけでも一苦労。 さらには洗濯機におさまらないサイズであることがほとんどなので、長い時間外に干しておかなければならず、天気予報も確認しておく必要があるでしょう。 また、セルフクリーニングにより、汚れが逆に広がってしまったり、色が滲んでしまったりする場合もあります。

 

 ープロの手によるクリーニング

二つ目は、プロによるクリーニングに任せる方法。 ペルシャ絨毯はサイズも大きくセルフクリーニングをするにも大変な手間がかかるため、思い切ってプロに任せてしまう方が大多数です。 プロの手によるクリーニングのメリットは、しっかりと整った施設できちんと汚れを落としてもらえる点でしょう。 もちろんコストはかかりますが、その分手間はかかりませんし、素材にダメージを与える心配もありません。 特に、ペルシャ絨毯のクリーニングを専門的に行っているクリーニング店を選べば、より安心して任せることができます。

 

■ペルシャ絨毯をクリーニングに出す際のポイント

クリーニング店はどこにでもありますが、ペルシャ絨毯をクリーニングに出すとなると、お店選びも重要なポイントとなります。 ここでは、ペルシャ絨毯をクリーニングする際の、クリーニング店の選び方についてポイントを3つお伝えしていきます。 プロの手によるクリーニングならどんなお店でも安心、というわけではないため、注意深くお店を選んでいきましょう。

ペルシャ絨毯をクリーニングに出す際のポイント

 

 ーペルシャ絨毯クリーニングのメニューがある店舗を選ぶ

衣服のクリーニングのメニューしか記載されていないクリーニング店は、言うまでもなくペルシャ絨毯のクリーニングに特化したクリーニング店ではありません。 ペルシャ絨毯をクリーニングに出す場合は、ペルシャ絨毯専用メニューを設けている店舗を選ぶと安心です。 特に、これまでにクリーニングを行った事例などを紹介している店舗ならさらに良いでしょう。入念に下調べをした上で店舗を選んでいただきたいです。

 

 ーペルシャ絨毯の販売を行っている店舗ならより安心

街の「クリーニング屋さん」だけでなく、ペルシャ絨毯を販売するお店がクリーニングも行うケースがあります。 ペルシャ絨毯のクリーニングを受けている店舗を調べていると、実はペルシャ絨毯販売店だったということは割とよくある話です。 ペルシャ絨毯の販売店は、その仕入れなども行うため、ペルシャ絨毯の特性に関する豊富な知識を持っている場合が多いため、クリーニングをお任せするのも安心です。

ペルシャ絨毯は高級なものです。そのため、クリーニングは信頼のおける店舗に依頼することが非常に大切。 「格安」などの文言につい惹かれてしまいがちですが、金額で選ぶのではなくペルシャ絨毯のクリーニングにおいてどの程度実績があるのかを基準に選ぶと良いでしょう。 クリーニングの頻度は短くても5年に一度程度と考えれば、質の高いクリーニングで大切なペルシャ絨毯の美しさを蘇らせてくれるお店を選ぶのが賢明です。

 

■ペルシャ絨毯をセルフクリーニングする際の注意点

手間がかかる上に満足できる仕上がりになる保証がないことを理解した上で、それでもセルフクリーニングにチャレンジしたい方もいらっしゃるかもしれません。 ここからは、ペルシャ絨毯をセルフクリーニングする際の注意点について紹介します。セルフクリーニングされる場合は必ずこれらの注意点を理解した上で行いましょう。

ペルシャ絨毯 セルフクリーニング

 

 ー最初から丸洗いしない

ペルシャ絨毯の汚れが気になる場合に有効なのが部分洗いです。 自宅でペルシャ絨毯を洗おうにも、十分なスペースが確保できず、中途半端な仕上がりになるケースがほとんど。それなら初めから部分洗いで対処するのが良い方法だと言えます。 バケツにぬるま湯を入れ、そこに中性洗剤を薄く溶かし、固く絞った雑巾で毛並みに沿ってしっかり拭いていきましょう。 この方法で絨毯全体の汚れを落とすことはできませんが、最も気になる表面汚れに関してはある程度落とすことができます。 もちろんスペースの確保ができる場合は丸洗いにチャレンジしても良いですが、その後干して乾かす場所の確保も必要なので現実的にはかなり難易度が高いです。

 

 ーカーペットクリーナーなどを安易に使用しない

市販の洗剤には、カーペット専用のクリーナーなどがあるため、これらを使用してすっきり汚れを落としたくなる気持ちはわかります。 しかし、ペルシャ絨毯の素材はシルクやウールの場合が多く、化学繊維に比べると強い洗剤でダメージを受けやすいため安易に使用するのは危険です。そのため、ご自宅でのセルフクリーニングの場合は、冷水と中性洗剤をメインに使用しておくのが無難です。 もしも購入元に確認することができる場合は、事前にクリーナーを使用しても問題ないかを確認しておくと良いです。この確認なしに強度の高いクリーナーを使用するのはおすすめしません。

 

 ー直射日光に長時間さらさない

ペルシャ絨毯の素材によっては、長時間直射日光にさらすことで変色や褪色が見られる場合も多々あります。 ペルシャ絨毯の最大の魅力とも言える色調の美しさが損なわれてしまうリスクがあることを考えると、ペルシャ絨毯を干す際には日陰を選ぶ方が良いでしょう。 日光に当ててしっかり干したい場合は、干しっぱなしにしてしまうことのないよう十分に注意することが必要です。

 

■ペルシャ絨毯の美しさを保つ日々のメンテナンスについて

ペルシャ絨毯を長く美しく使用し続けるために、ぜひ行っていただきたいのが日々のメンテナンスです。 最後に、誰でも簡単にできるペルシャ絨毯のメンテナンス方法と、やってはいけないNGメンテナンスについて紹介しておきます。ぜひ覚えておきましょう。

ペルシャ絨毯 お手入れ

 

 ー掃除機もしくはほうきでゴミを取り除く

ペルシャ絨毯は、どうしてもその性質上ゴミやほこりを溜め込んでしまいやすいのが難点です。少しでもこまめにゴミを取り除くためには、日頃から入念に掃除機をかけることが重要。ほうきを使用しても問題ありません。 コツとしては、絨毯の毛並みの方向を意識して掃除機もしくはほうきを動かすこと。こうすることで、よりゴミを除去しやすくなります。 目安としては週に2度ほど行うと良いでしょう。毎日掃除機をかけず1日おきにかける習慣のある方なら、掃除機をかけるたびに行うように意識するのがおすすめです。

 

 ー汚れを放置しない

どうしても汚れるペルシャ絨毯は、汚れたときに都度すばやく対処することがとても重要。 食べ物や飲み物をうっかりこぼしてしまったときには、すぐに乾いたクロスで拭き取るようにしましょう。 それでも汚れが明らかに残ってしまっている場合は、固く絞ったクロスで拭く、歯ブラシで優しく磨くなどの方法で応急処置をします。

 

 ーむやみにブラッシングしない

ペルシャ絨毯は使えば使うほど表面のふわふわした風合いがなくなり、つるんと滑らかな質感に変化していきます。ウールのふんわりした感触を取り戻そうとブラッシングしたくなる方も多くおられますが、これはNG。ペルシャ絨毯は踏みつけ続けることにより、艶が出て深い色合いになるのが特徴でもあるため、ブラッシングは一切不要です。

 

【まとめ】

今回のテーマは、ペルシャ絨毯のクリーニングについてでした。 結論、ペルシャ絨毯をクリーニングに出す場合は、専門的にペルシャ絨毯のクリーニングを行うプロに任せるのが最善です。 ご自身でのセルフクリーニングは非常に難しく、逆に風合いを損ねてしまうリスクもあるため注意が必要。 少しでも長く美しいペルシャ絨毯を使い続けるためにも、定期的なクリーニングと日々のメンテナンスをしっかりと行いましょう。