市場価値1,000万円超のシルク製ペルシャ絨毯をクリーニング|染み抜き・房修理の施工事例
今回は、アバス・ジャムシーディー工房で製作された、 希少なシルク製ペルシャ絨毯のクリーニング施工事例をご紹介します。
お預かりした絨毯には、中央付近に大きく目立つ染みがあり、 片側の房にも変色や傷みが見られました。 高額かつ繊細なシルク絨毯のため、状態と作業方法を慎重に確認したうえで、 クリーニング、染み抜き、片側の房修理を行いました。
この施工事例の結論
297×194cmのアバス・ジャムシーディー工房製シルク絨毯に対し、 全体のクリーニング、大きな染みの染み抜き、片側の房修理を実施しました。
染みによって見えにくくなっていた細かな文様が再び確認できる状態まで改善し、 傷みの見られた房も均一に整えています。
今回お預かりしたシルク製ペルシャ絨毯
| 工房 | アバス・ジャムシーディー工房 |
|---|---|
| 絨毯の種類 | シルク製ペルシャ絨毯 |
| サイズ | 297×194cm |
| ご相談内容 | 大きく目立つ染み、全体の汚れ、片側の房の傷み |
| 施工内容 | クリーニング、染み抜き、片側の房修理 |
市場価値1,000万円超と見込まれる希少な工房作品
アバス・ジャムシーディー工房は、 緻密な織りと精細な文様で知られるペルシャ絨毯の工房です。
今回のお品は、シルクによって細かく織り上げられ、 全体に非常に精緻な花文様が表現されています。 当店で品質や状態を確認したところ、 現在の市場価値が1,000万円を超えると見込まれる希少な絨毯でした。
シルク絨毯は、強い摩擦や不適切な薬剤、水分管理によって、 光沢や風合い、色柄に影響が出る可能性があります。 そのため、汚れを強く落とすことだけを優先せず、 絨毯への負担と改善度のバランスを見ながら施工する必要があります。
クリーニング前に確認した状態
中央付近に広がった大きな染み
絨毯の中央付近には、本来の赤色や細かな文様が見えにくくなるほど、 広い範囲に淡色の染みが確認されました。
シルク絨毯の染み抜きでは、染みだけでなく、 周囲の染料やシルク特有の光沢への影響も考慮しなければなりません。 今回も状態を細かく確認し、無理のない範囲で慎重に作業を行いました。
片側の房に変色と傷み
絨毯の片側では、房の変色や乱れ、傷みが目立つ状態でした。 房は装飾だけではなく、絨毯本体の縦糸につながる重要な部分です。
傷んだ状態を放置すると、絨毯の端に負担がかかる可能性があるため、 今回はクリーニングとあわせて片側の房修理も行いました。
今回行ったクリーニングと修理
1.施工前の状態確認
高額かつ繊細なシルク絨毯のため、 到着後すぐに洗浄するのではなく、絨毯全体、染みの範囲、 房の状態を詳しく確認しました。
通常の絨毯よりも検討に時間をかけ、 素材や染料への負担を抑えられる作業内容をご提案しています。
2.シルク絨毯のクリーニング
織り目や細かな文様の間に蓄積した汚れを取り除き、 絨毯全体を清潔な状態へ整えました。
シルク特有の質感や繊細な色柄に影響を与えないよう、 絨毯の状態を確認しながら慎重に作業を進めています。
3.大きく目立つ染みの染み抜き
中央付近に広がっていた淡色の染みに対し、 周囲の色柄やシルクへの影響を確認しながら染み抜きを行いました。
施工後は、染みによって見えにくくなっていた細かな文様が再び確認でき、 周囲の赤色や柄になじむ状態まで改善しています。
4.片側の房修理
変色や傷みが見られた片側の房を修理し、 房の長さと並びを均一に整えました。
施工前は房全体が茶色く乱れた状態でしたが、 修理後は白い房が整然と並び、 絨毯の端まですっきりとした印象に仕上がっています。
施工後の仕上がり
施工前に大きく目立っていた淡色の部分は、 周囲の色柄になじみ、細かな文様が見える状態まで改善しました。
また、傷んでいた片側の房を修理したことで、 絨毯の端まで均一に整った仕上がりになっています。
今回は希少で高額な工房作品であるため、 汚れを強く落とすことだけを目的とせず、 シルクの質感や緻密な文様を守ることを重視して施工しました。
今回の参考費用
今回は、希少な大型シルク絨毯のクリーニングに加え、 広い範囲の染み抜きと片側の房修理を行った特殊な施工事例です。 実際にご案内した参考費用は以下のとおりです。
| 作業内容 | 金額 |
|---|---|
| シルク絨毯クリーニング | 92,300円 |
| 房修理・片側 | 60,000円 |
| 染み抜き | 160,000円 |
| 合計 | 312,300円(税込) |
※上記は、今回の絨毯のサイズ、素材、状態、染みの範囲に基づく料金です。 通常の絨毯クリーニング料金とは異なります。 同じ種類の絨毯でも、状態や必要な作業によって料金は変わります。
高額なシルク絨毯をクリーニングする際の注意点
シルク製のペルシャ絨毯は、 一般的なカーペットやウール絨毯と比べて、 水分、摩擦、薬剤の影響を受けやすい素材です。
特に高額な工房作品では、作業前に次の点を確認する必要があります。
- シルクや染料の状態
- 染みの種類と広がり方
- 色柄や光沢に影響が出る可能性
- 房や縁など、構造部分の傷み
- クリーニングによって期待できる改善範囲
オリエンタルムーンでは、絨毯の素材と状態を確認し、 施工によるリスクや期待できる仕上がりをご説明したうえで作業を進めます。
シルク絨毯のクリーニングに関するよくある質問
シルク製のペルシャ絨毯もクリーニングできますか?
絨毯の状態を確認したうえで、クリーニング可能か判断します。 シルク絨毯は色柄や光沢が繊細なため、 素材と状態に合わせた専門的な作業が必要です。
古い染みは完全に消えますか?
染みの原因、経過年数、過去に行った処置によって結果が異なります。 完全に除去できない場合もありますが、 絨毯への負担を抑えながら、できる限り目立ちにくい状態を目指します。
ペルシャ絨毯の房だけを修理できますか?
房の傷み方や絨毯本体の状態によっては、 片側のみ、または傷んだ部分を中心に修理できる場合があります。 写真をお送りいただければ、修理方法と概算料金をご案内します。
写真だけでクリーニング料金を見積もれますか?
絨毯全体、裏面、房、染みや傷みの部分が分かる写真と、 縦横のサイズをお送りください。 写真とご相談内容を確認し、概算のお見積もりをご案内します。
シルク絨毯の染みや房の傷みでお困りの方へ
ペルシャ絨毯、シルク絨毯、工房作品のクリーニングや修理について、 写真による無料見積もりを承っています。
絨毯全体と気になる部分の写真、縦横のサイズをお送りください。 状態を確認し、適した作業内容と料金をご案内します。