ギャッベ→シラーズ→ワイン
ご存じ無い方もいると思いますが、イランは禁酒の国でアルコールはご法度です。ただ、これは現在の話で、昔はOK、ペルシャ細密画にも宴の席にお酒が描かれていますし、このようなデザインはペルシャ絨毯にも多用されています。
ギャッベが作られる地方「シラーズ」と聞くと、ギャッベより「ワイン」を思い浮かべる方もいると思います。フランス、ローヌ地方の赤ワイン用ブドウ品種「シラー(Syrah)」は、オーストラリアではシラーズ(Shiraz)と呼ばれていますが、一説には元々イランが原産で、シラーズで生産されていたこの品種がフランスに持ち込まれたのがはじめとか。ちなみに世界で、「シラーズ(Shiraz)」という地名はイランにしかないそうです。
禁酒ルールに慣れているので、あのシラーズでワインが作られていたとか、グラス片手にお花見とか想像するとちょっと不思議な感じがします。
先日コストコで見つけて購入してみました。この品種のワインは初めてでしたが飲みやすくて美味しかった。
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